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玄関ホールの巾は何mm?|900mmは”1人で通る”寸法、すれ違うなら1200mm以上

実施設計の教科書 #05 玄関ホール巾900mmは狭い?― 廊下基準780mmの“罠” いえのキホン
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実施設計の教科書 #05

寸法(mm)と人の動きから、間取りの「ちょうどいい」を決める。一級建築士の視点で、実施設計の考え方をまとめたシリーズです。

SHEET — 玄関ホールの要点S = 1:実施設計の教科書 #05 / kobayan

結論:玄関ホールの巾900mmは1人で通る寸法です。来客を迎えたり家族とすれ違ったりするなら1200mm以上がほしいところです。

  • 大人の肩幅は約450〜500mm。1人で歩くには約600〜750mm
  • 2人がすれ違うには約1200mm
  • 玄関ホールは、止まる・振り向く・しゃがむ動作が重なる
  • 将来の車いすの回転には直径約1500mm
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ホール巾、とりあえず900mmにしていませんか?

玄関ホールの巾は、廊下と同じ900mm前後で計画されることが多いものです。でも、玄関ホールは、ただ通り過ぎる廊下とは違います。

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人の通行寸法を整理する

動作必要な巾の目安
1人で歩く約600〜750mm
荷物を持って歩く約900mm
2人がすれ違う約1200mm
車いすが回転する直径約1500mm

玄関ホールが「廊下と違う」理由

  • 来客を迎えて、立ち止まって話す
  • 上がり框に腰かけて靴を履く
  • 家族が同時に帰ってきて、すれ違う
  • 荷物を置く、上着を脱ぐ

止まる・振り向く・しゃがむといった動作が重なるので、廊下より広い巾が必要です。

巾別の体感

ホールの巾体感
約900mm1人なら通れる。来客を迎えると家族が通れない
約1200mm来客を迎えながら、横を家族が通れる
約1500mmゆとりがあり、車いすの回転にも対応しやすい
👓 建築士のメモ

玄関ホールは、家の第一印象をつくる場所でもあります。来客を迎える場面と、家族が朝一斉に出かける場面の両方を想像して、巾を決めてみてください。

わかっていること、いないこと

テーマわかっていること注意点
肩幅大人は約450〜500mm体格で違う
すれ違い約1200mmあると2人がすれ違いやすい荷物の有無で変わる
車いす回転には直径約1500mmが目安車いすの種類で変わる

玄関ホールを決める前に確かめたい5つのこと

  • □ 来客を迎える頻度を考えたか
  • □ 家族が同時に出入りする場面を想像したか
  • □ 靴を履くために腰かける場所があるか
  • □ 将来の車いすを考えたか
  • □ 廊下と同じ巾になっていないか

玄関ホールのよくある質問(FAQ)

Q. ホールを広くすると、ほかの部屋が狭くなりませんか?

なります。来客が少ない家庭なら、ホールは最小限にして、土間や収納を充実させる考え方もあります。

Q. ホールに収納は必要ですか?

上着やかばんを置く場所があると、リビングに物が散らかりにくくなります(帰宅動線の回)。

Q. 手すりは必要ですか?

上がり框の段差を上り下りするとき、縦の手すりがあると安心です。下地だけでも入れておきましょう。

まとめ|玄関ホールは、重なる動作で巾を決める

  • 900mmは1人で通る寸法
  • すれ違うなら1200mm以上
  • 玄関ホールは止まる・振り向く・しゃがむが重なる
  • 車いすの回転には直径約1500mm

玄関ホールは、家族と来客の動きが重なる場所です。廊下と同じ巾で決めず、動作から考えてみてください。

おすすめ|動線チェックは図面段階で

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この記事を書いた人|メガネ建築士(一級建築士・ハウスメーカー設計士/150棟以上の住宅設計)
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