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玄関ベンチの寸法は?|”幅1200・高さ400・奥行350mm”が基本になる理由

実施設計の教科書 #06 玄関ベンチW1200mmは必要?― 靴を履く“行為寸法”の設計学 いえのキホン
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実施設計の教科書 #06

寸法(mm)と人の動きから、間取りの「ちょうどいい」を決める。一級建築士の視点で、実施設計の考え方をまとめたシリーズです。

SHEET — 玄関ベンチの要点S = 1:実施設計の教科書 #06 / kobayan

結論:玄関ベンチは、幅1200mm・高さ400mm・奥行350mmが基本です。2人が座れて、立ち上がりやすく、通路をふさがない寸法です。

  • 幅1200mm:2人が並んで座れる。荷物を置いても1人座れる
  • 高さ400mm:椅子の座面と同じくらいで、立ち上がりやすい
  • 奥行350mm:腰かけるには十分で、玄関を狭くしない
  • ベンチの前には、足を出して靴を履くスペースが必要
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ベンチ、なんとなく置いていませんか?

玄関のベンチは、あると便利そうだから、と後から置くことも多いものです。でも、寸法が合っていないと、座りにくい、通路をふさぐ、ということになります。

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結論:W1200・H400・D350mm

寸法根拠
幅1200mm1人あたり約600mm。2人並んで座れる
高さ400mmダイニングの椅子の座面と同じくらいで、立ち上がりやすい
奥行350mm腰かけるには十分。深すぎると玄関が狭くなる

幅の根拠|なぜ1200mm?

1人が座るのに必要な幅は約600mmです。1200mmあれば、親子で並んで靴を履く、1人が座ってもう1人が荷物を置く、といった使い方ができます。

高さの根拠|なぜ400mm?

座面の高さが低すぎると、座るときも立ち上がるときも膝に負担がかかります。約400mmは、一般的な椅子の座面に近い高さで、立ち上がりやすい寸法です。

奥行の根拠|なぜ350mm?

腰かけて靴を履くだけなら、奥行き約350mmで十分です。深すぎると、玄関の通路が狭くなります(#05 玄関ホール)。

高齢者・子どもへの配慮

  • 高齢の家族:立ったまま靴を履くとバランスを崩しやすい。座れると転倒の危険が減る
  • 縦の手すり:ベンチの横にあると、立ち上がりやすい(下地だけでも)
  • 子ども:自分で座って靴を履く習慣がつく。親が隣に座って手伝える

置く場所の考え方

  • ベンチの前に、足を出して靴を履くスペース(約600mm)
  • 玄関ドアの開く範囲や、土間収納の入口をふさがない位置(#03)
  • 土間とホールの段差の近くに置くと、靴の脱ぎ履きがしやすい
👓 建築士のメモ

玄関ベンチは、毎日の小さな動作を楽にしてくれる家具です。造作にすると、下を靴の収納にしたり、壁に手すりを組み合わせたりできます。将来の暮らしまで考えると、ぜひ検討してほしい場所です。

わかっていること、いないこと

テーマわかっていること注意点
座面の高さ約400mmは一般的な椅子の座面に近く、立ち上がりやすい身長や体の状態で変わる
1人あたりの幅約600mm体格や荷物で変わる
高齢者と靴の脱ぎ履き立ったままの脱ぎ履きはバランスを崩しやすい手すりと組み合わせると安心

玄関ベンチを決める前に確かめたい5つのこと

  • □ 幅は1200mm前後あるか
  • □ 高さは400mm前後か
  • □ 奥行きが深すぎて通路をふさがないか
  • □ ベンチの前に足を出すスペースがあるか
  • □ 手すりの下地を入れたか

玄関ベンチのよくある質問(FAQ)

Q. 造作と置き家具、どちらがいいですか?

造作はすっきりして、下を収納にもできます。置き家具は、あとから位置を変えられます。

Q. 狭い玄関にもベンチは置けますか?

幅600mmの1人用や、壁に付ける折りたたみ式のベンチもあります。

Q. ベンチの下は収納にできますか?

靴やスリッパの収納にすると便利です。座ったときに足を引けるよう、下の一部を空けておく方法もあります。

まとめ|玄関ベンチは、座る・立つから寸法を決める

  • 基本は幅1200・高さ400・奥行350mm
  • 立ち上がりやすい高さが大切
  • 高齢の家族や子どもの脱ぎ履きが楽になる
  • 前のスペースと通路をふさがない位置に

玄関ベンチは、家族の毎日の出入りを支える小さな居場所です。寸法から、ちょうどいいベンチを考えてみてください。

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この記事を書いた人|メガネ建築士(一級建築士・ハウスメーカー設計士/150棟以上の住宅設計)
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