結論:複数社の間取りは“印象”でなく、17項目のチェックリストで採点する。取り寄せる前は「基準づくり」に、取り寄せた後は「採点」に使えます。
- 見るのは4群17項目:面積効率/暮らしやすさ/性能・構造・将来/お金・維持
- 同じ要望でも会社で提案は変わる。横に並べて◎○△を付けると差が一目で分かる
- これはタウンライフ等で複数社の提案を取り寄せた”後”にも使える実践ツール
複数社から間取りが届いても、「どれも良さそうで選べない」となりがちです。そこでこの記事では、一級建築士が実際に図面を見るときの17のチェック項目を、そのまま使えるチェックリストにまとめました。
ポイントは、取り寄せる“前”に基準として読み、取り寄せた“後”に採点表として使うこと。印刷して各社の提案を横に並べ、項目ごとに◎○△を付けていくと、「なんとなく良さそう」が「ここが自分たちに合っている/ここが弱い」に変わります。
このチェックリストの使い方
- 取り寄せる前:各項目を読み、自分たちが重視する順に印を付けておく(=依頼条件が具体的になる)
- 取り寄せた後:会社ごとに列を作り、17項目に◎○△で採点。合計でなく“譲れない項目”を軸に選ぶ
- コツ:紙に印刷して横並びにすると、会社間の差が驚くほど見えやすくなります
① 面積・広さの効率(4項目)
- 延床面積:同じ要望なのに面積差が大きい会社は、コストや使い勝手に跳ね返る
- 建築面積:土地に対する建ち方(駐車・庭・採光とのバランス)
- 廊下面積:廊下が多い=居室に使える面積が減る。同じ坪数でも“使える広さ”は変わる
- 収納量:量だけでなく「使う場所の近くにあるか」まで見る
② 暮らしやすさ(6項目)
- 家事動線:洗う→干す→しまうがスムーズか
- 生活動線:朝の身支度・帰宅時の動きが交差しないか
- 採光:昼に電気が要らないか(窓の位置・吹抜け)
- 通風:風が入口と出口で抜けるか
- 西日:夏の西日対策(窓の向き・大きさ・庇)ができているか
- 窓配置:外からの視線・断熱と、明るさのバランス
③ 性能・構造・将来(3項目)
- 耐震性:耐震等級の考え方、無理な大空間や偏りがないか
- 構造計画:柱・壁の位置が素直か(将来のリフォームしやすさにも影響)
- 将来の可変性:子ども部屋の間仕切り・老後の1階完結など、後から変えられるか
④ お金・維持(4項目)
- 駐車計画:必要台数が本当に停められるか、出し入れしやすいか
- 外構:見積もりに外構が入っているか(後で数十万〜数百万の差になりやすい)
- 予算との整合:提案が“総額”で予算に収まっているか(本体だけ安い提案に注意)
- メンテナンス性:外壁・屋根・設備の更新しやすさ、将来の維持費
全部を一人で完璧に見る必要はありません。「絶対に譲れない3項目」を先に決めて、そこを軸に各社を採点すると迷いません。合計点で選ぶより、譲れない項目で選ぶほうが後悔が少ないです。
このチェックリストは、比べる提案が複数あって初めて効きます。まだ手元に無ければ、同じ条件で複数社の間取り・資金計画を取り寄せて、上の17項目で採点してみてください。
複数社の間取り・資金計画を無料で取り寄せる(タウンライフ家づくり)
※無料(住宅会社が広告費を負担する仕組み)。申し込むと住宅会社から確認の連絡が入る場合があり、連絡方法は要望欄で指定できます。「営業が一切ない」とは断定できません。
採点のやり方(3社を横並びで◎○△)
項目ごとに、各社へ◎(良い)/○(普通)/△(弱い)を付けます。下の表をそのまま使ってください(紙に書き写してもOK)。
| チェック項目 | A社 | B社 | C社 |
|---|---|---|---|
| 延床/建築面積/廊下/収納 | ◎○△ | ◎○△ | ◎○△ |
| 家事/生活動線・採光/通風/西日/窓 | ◎○△ | ◎○△ | ◎○△ |
| 耐震/構造/将来可変性 | ◎○△ | ◎○△ | ◎○△ |
| 駐車/外構/総額整合/維持 | ◎○△ | ◎○△ | ◎○△ |
まとめ|間取りは「印象」でなく「17項目」で選ぶ
複数社の間取りは、見た目や価格の第一印象で選ばないでください。面積効率・暮らしやすさ・性能構造将来・お金維持の17項目を横並びで採点すると、自分たちに合う提案がはっきりします。
このチェックリストは、複数社の提案が手元にあってこそ活きます。まだそろっていなければ、同じ条件で取り寄せて、ぜひこの17項目で採点してみてください。
住宅会社を決める前に、同じ条件で複数社の間取り・資金計画を取り寄せて、このチェックリストで採点しましょう。並べて比べると、自分たちの“譲れない基準”が見えてきます。
複数社の間取り・資金計画を無料で取り寄せる(タウンライフ家づくり)
※入力は数分・無料。申し込むと住宅会社から確認の連絡が入る場合があり、連絡方法は要望欄で指定できます。
よくある質問(FAQ)
Q. 建築の知識がなくても採点できますか?
できます。17項目を◎○△で付けるだけです。専門用語は各項目の説明を読めば判断でき、全部が満点である必要もありません。「譲れない3項目」を軸に選ぶのがコツです。
Q. 何社くらい並べればいい?
3社前後が現実的です。多すぎると比較が大変になります。まず複数社の提案を取り寄せ、印象の良かった3社をこのリストで採点すると絞りやすくなります。
Q. 総合点が一番高い会社を選べばいい?
合計点だけで決めないでください。生活で妥協できない項目(例:家事動線・収納・予算)を重視し、そこが強い会社を選ぶほうが後悔が少ないです。
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