【一級建築士が解説】玄関まわりの実施設計 完全ガイド|玄関ホール・土間収納・ベンチ・帰宅動線
いえのキホン
2026.03.03
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▾ 🚪 玄関編の記事(6本)
🤔 なんとなく”1500mm”で決めていませんか?
打ち合わせでよく出てくるこの寸法。
「玄関は幅1500mmあれば大丈夫ですよ🙂」
本当に“大丈夫”でしょうか?
📐 結論|幅1500mmは”成立寸法”。快適寸法ではない。
1500mmは
📏 成立する最低寸法 です。
でも…
余裕寸法ではありません。
例えば👇
👟 靴が多い(10足以上)
☂️ 傘が家族分(4〜5本)
👨👩👧 来客が同時に2人以上
🪑 ベンチ(W1200mm)を置きたい
📦 宅配BOXを中に置きたい
1500mmは「使える」。
でも「気持ちいい」とは限らないんです。
📏 なぜ1500mmでは足りなくなるのか
大人2人が並ぶと1800mm必要
大人1人の肩幅目安
👉 約450〜500mm
ゆとりを含めると
👉 900mm/人
2人並ぶと…
📏 900mm × 2人 = 1800mm
つまり
巾1500mmでは物理的に窮屈です😶
ドア開き代は約900mm
一般的な玄関ドア幅
👉 W870〜900mm
開くとその分、
有効スペースが減ります
1500mm × 1500mmの場合
ドアを開けると
実質有効奥行は約600mm前後になることも。
これはかなりタイト
雨の日動線は最低1700mm欲しい
雨の日の行動👇
☂️ 傘を閉じる
👢 靴を脱ぐ
🧒 子どもを抱える
📦 荷物を置く
この一連動作を考えると
👉 奥行1700〜1800mmは欲しい。
1500mmだと
行動が重なった瞬間に詰まります💦
📊 最低寸法 vs 快適寸法
| 種類 |
奥行 |
巾 |
| 🔹 最低成立 |
1250〜1500mm |
1800mm前後 |
| 🔹 標準 |
1600〜1700mm |
2000mm以上 |
| 🔹 ゆとり |
1800〜2000mm |
2250mm以上 |
🪑 ベンチ(W1200mm)を入れるなら
👉 巾2250〜2500mm推奨
✍️ 建築士の設計メモ
玄関は「広さ」ではなく
行為寸法で決める📐
チェックすべきは👇
✔ 家族人数
✔ 靴総数(収納量)
✔ 傘本数
✔ ベンチ幅(mm)
✔ 土間収納の奥行(900mm必要)
数字を整理せず
1500mmで決めるのは危険
玄関は
“暮らしのバッファ空間” 👓
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✅ まとめ ── 設計チェックリスト
✔ 奥行1500mmは最低ライン
✔ 快適なら1700mm以上検討
✔ 巾2000mm未満は余裕なし
✔ ドア幅900mmを忘れるな
✔ 行為寸法から逆算せよ👓
👉 次回 ── #02
🚪 実施設計の教科書 #02
玄関ドアの吊元で住み心地は変わる
右吊元が基本な理由📐
有効幅900mmの罠
アプローチ動線の設計論🔥
続きます 👓
第1章のほかの記事
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🏠 玄関ホール:有効幅900〜1500mm
有効幅は900mm(最低)〜1200mm(快適)。正面に収納や姿見を置くなら1500mm前後で広く感じます。上がり框は室内外の高低差・掃除性で決定(一般に150〜200mm前後)。車椅子・ベビーカーを見込むなら1200mm以上を確保します。
🧺 土間収納(シューズクローク):奥行900mmが分岐点
奥行900mmあれば棚+人が立つ動作、ベビーカー・アウトドア用品まで置けます。奥行600mmだと棚のみ(人は入らない)。可動棚+一部土足のまま置ける区画にすると散らかりが激減。図面段階で置く物リストを作って寸法を決めるのがコツです。
🪑 ベンチ:幅1200mm前後で家族が座れる
靴の着脱・子どもの支度・宅配の一時置きに有効。幅1200mm前後、座面高400mm前後。下部を収納にすると省スペースです。
🔁 帰宅動線:玄関→手洗い→収納を一直線に
帰宅して「手洗い・上着掛け・荷物置き」までを短く。玄関近くに手洗いやコート掛けを配置すると生活が楽になります。子育て世代は特に、帰宅後の“ながら片付け”ができる動線が効きます。なお屋外側のポーチ寸法は ポーチの実施設計 を参照してください。
👓
この記事を書いた人|メガネ建築士
一級建築士/ハウスメーカー設計士。これまで150棟以上の住宅設計に携わる。実務目線で「後悔しない家づくり」を発信。子育て世代でもあり、暮らし・家事動線の視点も大切にしています。→ 運営者情報・プロフィール
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