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土間収納の奥行900mmは本当に正解?|”歩ける収納”は1200mmから

実施設計の教科書 #03 土間収納の奥行900mmは本当に正解?― “歩ける収納”の最低寸法を数字で検証 いえのキホン
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実施設計の教科書 #03

寸法(mm)と人の動きから、間取りの「ちょうどいい」を決める。一級建築士の視点で、実施設計の考え方をまとめたシリーズです。

SHEET — 土間収納の要点S = 1:実施設計の教科書 #03 / kobayan

結論:土間収納の奥行900mmは成立寸法。中を歩いて使うなら1200mmあると安心です。

  • 靴の棚の奥行きは約300〜350mm
  • 人が歩く通路は約600mm、物を持つと約800mmほしい
  • 棚350+通路600=約950mm。900mmはぎりぎり
  • ベビーカーや外遊びの道具を置くなら1200mm以上
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とりあえず奥行900mmにしていませんか?

土間収納は、玄関の横に奥行900mmほどでつくられることが多い収納です。靴を並べるだけなら足りますが、中を歩いて物を取る、ベビーカーを置く、となると窮屈になります。

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まずは収納寸法の基本

しまう物奥行きの目安
靴約300〜350mm(大人の靴の長さ+余裕)
ブーツ・長靴高さのある棚
ベビーカー(たたんだ状態)奥行き約300〜450mm、高さ約1000mm前後
外遊び・アウトドア用品物の大きさに合わせる

人が歩くための寸法

通路できること
約600mm体を横にせず歩ける
約800mm物を持って歩く、しゃがんで取る

奥行別の使い心地

奥行き使い心地
約600mm棚だけ。中に入れない
約900mm片側の棚+通路がぎりぎり(成立寸法)
約1200mm片側の棚+物を持って歩ける通路、ベビーカーも置ける
約1500mm以上両側に棚、通り抜けにもしやすい

ベビーカー問題

ベビーカーは、たたんでも場所をとり、開いたまま置きたいこともあります。子育て期には、ベビーカーをそのまま入れられる奥行きと入口の幅があると、毎日のお出かけがぐっと楽になります。

靴収納量で考える

家族の人数と靴の数から、必要な棚の長さを計算できます。靴1足の幅は約200〜250mmなので、棚1段の幅600mmで約2〜3足です。家族全員の靴を数えて、棚の段数と幅を決めましょう。

👓 建築士のメモ

土間収納は、図面で見ると広く感じても、実際に中に入ると狭いことがよくあります。棚の奥行きと、人が歩く通路を足し算して、奥行きを確かめてください。通り抜けにする場合は、通路が人の動線になるので、さらに余裕がほしくなります。

わかっていること、いないこと

テーマわかっていること注意点
靴の棚の奥行き約300〜350mmが一般的靴の大きさで変わる
通路の幅約600mmで歩け、物を持つなら約800mm体格で変わる
900mmと1200mm棚と通路の足し算から、900mmはぎりぎり棚の奥行きを浅くすれば変わる

土間収納を決める前に確かめたい5つのこと

  • □ しまう物を書き出したか
  • □ 棚の奥行きと通路を足し算したか
  • □ ベビーカーをそのまま入れられるか
  • □ 家族の靴の数から棚の量を計算したか
  • □ 換気と照明を計画したか

土間収納のよくある質問(FAQ)

Q. 通り抜けにしたほうがいいですか?

家族用の動線として便利ですが、通路の分だけ収納量は減ります。

Q. 扉は必要ですか?

扉がないと出し入れが楽ですが、来客から中が見えます。ロールスクリーンで隠す方法もあります。

Q. においや湿気が心配です。

換気扇や小さな窓、湿気を逃がす通気の工夫をしておきましょう(#67)。

まとめ|土間収納は、歩けるかで決める

  • 奥行900mmは成立寸法
  • 中を歩いて使うなら1200mm
  • ベビーカーや外の道具を置くなら1200mm以上
  • 靴の数から棚の量を計算する

土間収納は、中に入って、物を持って歩ける寸法にすると、玄関がすっきり片付きます。

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この記事を書いた人|メガネ建築士(一級建築士・ハウスメーカー設計士/150棟以上の住宅設計)
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