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キッチンのゴミ箱はどこに置く?|”幅900mmのゾーン”を図面で確保する

実施設計の教科書#31 キッチンのゴミ箱はどこに置く?― “45L問題”で失敗しない配置計画 いえのキホン
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実施設計の教科書 #31

寸法(mm)と人の動きから、間取りの「ちょうどいい」を決める。一級建築士の視点で、実施設計の考え方をまとめたシリーズです。

SHEET — キッチンのゴミ箱の要点S = 1:実施設計の教科書 #31 / kobayan

結論:キッチンのゴミ箱は、幅900mmのゾーンを図面で確保します。分別の数が多いなら、そのぶん広げます。

  • ゴミ箱1つの幅は約300mm前後。分別3つで約900mm
  • 4つ以上なら約1200mmを目安に
  • ゴミ箱の前には、ふたを開けて捨てる約600mmのスペース
  • 収集日まで置いておく外の置き場も決めておく

ゴミ箱は「最後に考える」と失敗する

キッチンの設計では、ゴミ箱の置き場所は後回しにされがちです。その結果、通路にゴミ箱が並んだり、勝手口の前をふさいだりします。

結論:幅900mmのゾーンを確保する

分別の数必要な幅の目安
2つ約600mm
3つ約900mm
4つ以上約1200mm

自治体の分別ルールによって、必要なゴミ箱の数は変わります。今住んでいる地域や、引っ越し先の分別の数を確かめておきましょう。

ゴミ箱のリアル寸法

  • キッチン用のゴミ箱は、幅約250〜350mm、奥行き約400〜500mmが多い
  • ふたが上に開くタイプは、上にもスペースが必要
  • ペダル式は、足を入れるスペースが前に必要

使うための「前スペース」

ゴミ箱の前には、ふたを開けて捨てる、袋を交換するための約600mmのスペースが必要です。通路と重なっていると、捨てるたびに家族とぶつかります。

置き場所のパターン

置き場所良いところ注意点
カップボードの下見えにくく、すっきりカップボードの奥行きと高さを合わせる(#29)
キッチンのシンク下捨てやすい収納が減る
キッチンの端動線上で捨てやすい見えやすい
勝手口の近く外に出しやすいキッチンから遠いと不便

よくある失敗

  • ゴミ箱を置く場所がなく、通路にはみ出す
  • カップボードの下に入らない高さだった
  • 分別の数が増えて、置き場が足りない
  • 収集日まで置いておく場所がない
建築士のメモ

ゴミ箱は、図面にほとんど描かれないので、打ち合わせで話題にならないことが多いものです。キッチンの図面に、ゴミ箱を何個、どこに置くかを描き込んでください。それだけで、住んでからの小さなストレスが一つ減ります。

わかっていること、いないこと

テーマわかっていること注意点
ゴミ箱の幅キッチン用は幅約250〜350mmが多い製品によって違う
分別の数自治体のルールで大きく違う引っ越し先のルールを確認
前のスペース捨てる・袋を交換する動作に約600mmふたの開き方で変わる

ゴミ箱の置き場所を決める前に確かめたい5つのこと

  • □ 分別の数を確かめたか
  • □ 幅(3つなら約900mm)を確保したか
  • □ ゴミ箱の前に約600mmのスペースがあるか
  • □ カップボードの下に入る高さか
  • □ 収集日まで置いておく外の場所を決めたか

キッチンのゴミ箱のよくある質問(FAQ)

Q. ゴミ箱を隠したい場合は?

カップボードの下や、引き出し式のゴミ箱収納を使うと、見えにくくなります。

Q. 生ゴミのにおいが気になります。

ふた付きのゴミ箱や、生ゴミだけ小さな容器で冷凍庫に入れる方法があります。換気も大切です。

Q. 勝手口は必要ですか?

ゴミ出しに便利ですが、防犯や断熱の弱点にもなります。ゴミの置き場とあわせて考えましょう。

まとめ|ゴミ箱は、図面で場所を決める

  • 分別3つなら幅約900mm、4つ以上なら約1200mm
  • ゴミ箱の前に約600mmのスペース
  • 置き場所は動線と見え方で選ぶ
  • 収集日まで置く外の場所も決める

ゴミ箱は、毎日何度も使う、キッチンの大切な設備です。最初に場所を決めておきましょう。

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この記事を書いた人|メガネ建築士(一級建築士・ハウスメーカー設計士/150棟以上の住宅設計)
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