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カップボードの奥行きは何mm?|基本は450mm、家電を置くなら600mm

実施設計の教科書#29 カップボード奥行は何mm必要? ― 450mm?600mm?収納で失敗しない寸法 いえのキホン
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実施設計の教科書 #29

寸法(mm)と人の動きから、間取りの「ちょうどいい」を決める。一級建築士の視点で、実施設計の考え方をまとめたシリーズです。

SHEET — カップボードの奥行きの要点S = 1:実施設計の教科書 #29 / kobayan

結論:カップボードの奥行きは基本450mm。電子レンジなどの家電を置く部分は600mmあると安心です。

  • 食器や小物は奥行き450mmで十分
  • 電子レンジ・オーブンは奥行き600mmあると、後ろの放熱とコードにも余裕
  • 炊飯器は蒸気の逃げ場が必要。引き出せるスライド棚が便利
  • 奥行きを深くすると、そのぶん通路が狭くなる

キッチン収納は「奥行き」で使いやすさが変わる

カップボードは、食器、家電、ストックをしまう背面収納です。奥行きが浅いと家電がはみ出し、深すぎると奥の物が取り出しにくく、通路も狭くなります。

450mmと600mmの違い

奥行き向いている物注意点
約450mm食器、小物、カトラリー大きな電子レンジははみ出すことも
約600mm電子レンジ、オーブン、炊飯器などの家電食器だけだと奥がむだになりやすい

家電収納は600mmが安心

電子レンジやオーブンは、本体の奥行きに加えて、後ろの放熱や電源コードのスペースが必要です。家電を置く部分だけ奥行き600mmにし、食器の部分は450mmにする、といった組み合わせもできます。

炊飯器の蒸気問題

炊飯器の蒸気が上の棚に当たると、棚が傷んだり、結露したりします。引き出して使えるスライド棚や、上に空間のある位置に置きましょう。コンセントの位置も、家電を置く高さに合わせて用意します。

ゴミ箱スペースも一緒に考える

カップボードの下にゴミ箱を置く家庭も多くあります。分別ゴミの数と大きさに合わせて、下の空間を空けておきましょう(#31 ゴミ箱)。

通路とのバランス

カップボードの奥行きが深いほど、キッチンとの間の通路は狭くなります。通路は1人なら900mm、2人なら1000〜1200mmを目安に、全体の奥行きを確かめましょう(キッチンの広さ)。

建築士のメモ

カップボードは、キッチン本体と一緒に選ぶことが多いですが、置く家電が決まっていないことがよくあります。今使っている電子レンジ、炊飯器、トースター、電気ケトルの寸法を測っておくと、ちょうどいい奥行きと、コンセントの位置が決めやすくなります。

わかっていること、いないこと

テーマわかっていること注意点
奥行き450mm食器や小物の収納として一般的大きな食器や鍋は収まらないことも
家電と奥行き600mm家電の奥行きと放熱・コードの余裕のため家電の大きさで必要な奥行きは変わる
炊飯器の蒸気上の棚に当たると傷みや結露の原因に蒸気を抑える製品もある

カップボードを決める前に確かめたい5つのこと

  • □ 置く家電の寸法を測ったか
  • □ 家電の部分に奥行き600mmあるか
  • □ 炊飯器の蒸気の逃げ場があるか
  • □ 家電の高さにコンセントがあるか
  • □ カップボードの前の通路は十分か

カップボードのよくある質問(FAQ)

Q. カップボードはキッチンメーカーでそろえるべき?

色や素材をそろえやすい一方、造作や家具で用意する方法もあります。寸法と使い方に合うものを選びましょう。

Q. 吊戸棚は必要ですか?

収納量は増えますが、高い位置は手が届きにくく、圧迫感も出ます。背面収納を充実させて、吊戸棚をなくす家も増えています。

Q. 奥行き600mmだと通路が狭くなりませんか?

家電の部分だけ600mmにして、ほかは450mmにすると、通路への影響を抑えられます。

まとめ|カップボードは、しまう物で奥行きを決める

  • 基本は奥行き450mm
  • 家電を置く部分は600mmが安心
  • 炊飯器の蒸気とコンセントの位置も考える
  • 通路とのバランスで全体の奥行きを確かめる

カップボードは、しまう物の大きさから奥行きを決めると、毎日の使いやすさが変わります。

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この記事を書いた人|メガネ建築士(一級建築士・ハウスメーカー設計士/150棟以上の住宅設計)
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