住宅ローン35年。通勤に片道2時間。おまけに家族はパワフルすぎる5歳児──
そんな現代パパの「リアル」を体現しているのが、アニメ『クレヨンしんちゃん』の野原ヒロシです。
埼玉県春日部に建てた一戸建て🏡
どこか古くて、ちょっと手狭。でもなぜか、あの家は“理想の家”に見えてくる。
今回は建築士の視点から、野原家の家=ローン世代の現実と希望を詰め込んだ家を読み解いてみます👓💬
🏠1. 郊外の戸建てという“家族の選択”
野原家は、郊外の一軒家に暮らしています。
通勤には不便でも、そこには**「家族と暮らす余白」**があったんです。
🚶♂️駅から遠くても、子どもが元気に走り回れる
🛝近所に公園があり、地域の目がある
🚗駐車場つきで、休日は家族で買い物やドライブも
👓メガネ建築士メモ:
都心アクセスより「家族の居場所」を選ぶ判断。郊外の戸建てには、実は豊かな生活導線がある!
👨👩👧👦2. コンパクトでも“家族が育つ”間取り
野原家の間取りはシンプルな2階建て3LDK+和室。
豪華さはないけれど、しんちゃんが育つには十分すぎる家なんです。
🍚リビングダイニングで家族が毎日顔を合わせる
🧸和室が客間・遊び場・寝室にマルチ対応
🚻洗面と浴室は1か所ずつ。混雑もまた「家庭のにぎわい」
👓メガネ建築士メモ:
部屋数より「使いこなせる間取り」が大切。家族で空間を“使いこなしていく”家こそが、豊か。
💸3. ローン返済という現実の中に“幸せ”はあるか?
ヒロシの年収は約600万円。
35年ローン、ボーナス払いあり、残業も多め──
でも、それでも「家を買った」理由って何だったんでしょう?
「一戸建てが、家族にとって一番だと思ったんだよ」
— 野原ヒロシ(劇場版より)
👶子どもの声が周囲に気兼ねなく出せる
🛏️持ち家だから、手を入れて育てていける
🏡ローンは重たいけど、それも“家族の責任”を引き受けた証
👓メガネ建築士メモ:
家=投資ではなく「家族の器」。ローンも、夢を現実に変える一歩。
💬4. 理想の家は「完璧」じゃない
野原家には雨漏りもあるし、ガタついた障子もある。
でも、家族は楽しそうに、堂々とそこに暮らしています。
「オレにとっちゃ、この家が一番落ち着くんだよ」
— 野原ヒロシ(ある日のつぶやき)
👂生活音が“にぎわい”に聞こえる
🧹片付けてもすぐ散らかる=人がちゃんと住んでる
🧱古くても、時間が家を“我が家”に育ててくれる
👓メガネ建築士メモ:
「きれい・新しい=理想の家」とは限らない。住み続けた家こそ、唯一の“正解”。
😌5. 子どもの成長を支える、“家族の動線設計”
野原家の設計には、“偶然の良さ”もたくさんあります。
🧼風呂と洗濯動線が短い=家事ラク動線
🛝和室の引き戸で、遊び空間を拡張できる
🍽️キッチンとダイニングが隣接=家族と会話しながら家事
そして何より、子どもが家中を走り回れる自由さがあります。
👓メガネ建築士メモ:
「動線」は、家族が“すれ違わないため”の工夫。よい動線は、家族をつなげてくれます。
🧠まとめ|野原家から学ぶ、ローン世代の理想の家とは?
💬視点 | 🏡気づき |
---|---|
郊外立地 | 家族との時間を選ぶ価値観 |
コンパクトな間取り | “使いきる家”にこそ成長がある |
ローンの現実 | 夢と責任を同時に引き受ける選択 |
住み心地の本質 | “完璧でない家”に、ほんとうの愛着が生まれる |
家族動線 | 家は「すれ違わない」ための設計がカギ! |
🎬しめのひとこと
野原家の家は、決して理想通りじゃない。
でもそこには、日常を生きる強さと、家族を大切にする選択があります。
理想の家は、“幸せに暮らす覚悟”がある家なのかもしれません。
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🔜次回予告|【第4回】アニメの家シリーズ
「ちびまる子ちゃんの家」から読み解く、“昭和の団らん間取り”のチカラとは?
懐かしいけれど、実は今こそ参考にしたい工夫がたっぷり!
楽しみにしてください!
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