アニメ『ドラえもん』を見ていて、ふとこう思ったことはありませんか?
「のび太くんの部屋って、なんだか落ち着くなぁ…」って。
畳にちゃぶ台、押し入れ、窓際の机。決して広くないけれど、妙に居心地がよさそう。
今回は建築士の視点から、そんな“のび太くんの部屋”を読み解いてみます👓✨
子ども部屋づくりのヒント、きっと見つかります!
🏠1. 六畳間という“ちょうどいい広さ”
のび太くんの部屋は、和室六畳+押し入れという超スタンダードな間取り。
でも、この**「狭すぎず・広すぎず」**なサイズ感が、実は絶妙なんです。
📐自分で空間を使いこなす感覚が育つ
🚪片付けやすく、落ち着ける
🔄遊び・学び・休憩が自然と切り替えられる
👓メガネ建築士メモ:
「6畳」は子どもが“部屋を自分のものにする感覚”を育てる黄金サイズ!
📚2. 窓際の机と本棚は“集中と創造”のレイアウト
机は窓のそば、本棚はすぐ手の届く位置に。
この配置、実は集中力と想像力を両立させる王道パターンなんです✨
☀️自然光で集中力UP
📖調べものや読書がスムーズ
🔇周囲の視線が気にならない位置関係
👓メガネ建築士メモ:
「窓+机+棚」のトライアングル配置、これは今も昔も子ども部屋の定番です!
🧸3. 押し入れは“こもれる空間”=想像力の基地
ドラえもんの寝床でもある押し入れ。
でも、のび太くん自身にとってもこの場所は、**自分だけの“ひみつ基地”**みたいな存在です🏯
🎮隠れて遊べる
💤ひとりで落ち着ける
📦収納以上の意味を持つ場所に
👓メガネ建築士メモ:
現代の“ヌック”や“こもりスペース”と同じ役割。狭いからこそ、創造力が広がる!
💬4. 「人として大切なこと」を育てる場所
「彼は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。それが人間にとって一番大切なことだからね……」
— しずかちゃんのパパ(のび太の結婚前夜)
この名台詞が教えてくれるのは、**“人としての土台”**を育てる環境の大切さ。
のび太くんは決して要領がいい子ではないけれど、誰よりやさしい。
そしてそのやさしさは、きっと「安心して失敗できる空間」で育まれたはずです🫶
❌怒られても、帰れる場所がある
🪟ぼーっとできる時間がある
👣自分のペースで育っていける空気がある
👓メガネ建築士メモ:
子ども部屋は“自立”よりもまず“安心”。そこからやさしさが育つ。
😴5. 座布団ひとつで昼寝できる、“最高のくつろぎ空間”
のび太くんといえば、どこでも寝られる子。
でも特によく見るのが──
畳の上に座布団を枕にしてごろ寝💤
これって実は、部屋に心から安心できる空気がある証拠なんです。
🌤やわらかい自然光
🧘♂️静かすぎず、うるさすぎない空気感
🪑道具がなくてもくつろげる
👓メガネ建築士メモ
「昼寝できる=くつろげる空間」。座布団ひとつで寝られるのは、空気が整っている証です。
🧠まとめ|のび太くんの部屋から学べる5つのこと
🔍視点 | 💡気づき |
---|---|
六畳の広さ | 子どもが空間を“使いこなす”第一歩 |
窓+机+棚 | 集中&創造に効く配置バランス |
押し入れ | こもって遊べる“想像力の基地” |
安心できる空気 | 優しさと自信を育てる土台 |
座布団昼寝 | 最高にくつろげる“信頼された空間” |
🎬しめのひとこと
のび太くんの部屋には、贅沢な家具も、最先端の設備もありません。
でもそこには、「信じて見守る」という空気が流れています。
子ども部屋の理想は、「モノ」より「空気」にあるのかもしれません🌿
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