📺昭和〜平成を代表する国民的ギャグ漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。
両さん(両津勘吉)の暴れっぷりが目立つ中で、地味だけど実直な男がひとり…。
それが今回の主役、🧢寺井洋一巡査です。
彼の口癖はこう。
「オレはな、人生送りバント主義なんだ」
〜寺井洋一巡査〜
派手さよりも堅実さ。
自分がヒーローじゃなくても、家族をちゃんと“ホームに返す”──そんな人生観には、
今の家づくりにこそ大切なヒントが詰まっています。
🏠1. 「派手じゃなくていい」からこそ、家は大事
寺井さんのように、見栄を張らない人の家づくりは、意外と堅実でブレません。
💴背伸びしないローン計画
🧱必要十分な広さと素材選び
👨👩👦家族が安心して暮らせる間取り
👓メガネ建築士メモ:
豪華さより“地に足がついた空間”。それが「送りバント型家族」の理想の住まいです。
📏2. 小さくても“壊れにくい家”がいい
寺井さんの家を想像すると、こんなイメージです。
🛏️6畳の和室とちゃぶ台
📺テレビはブラウン管で十分
🧹掃除道具は見えるところに掛けてある
派手な設備よりも、“日々の使いやすさ”が重視された住まい。
👓メガネ建築士メモ:
自分にとって使いやすいこと、家族が安心して使えること。それが、家の“基礎力”になります。
🃏3. “大富豪になれなくてもいい”という暮らし方
こち亀の名エピソード「トランプの大富豪」では、
両さんが必死に勝ちにこだわる中、寺井さんは負けても場を楽しむ余裕がありました。
家づくりも同じ。
💰最新設備や注文住宅で無理をしない
📦中古+リノベで暮らしに合った住まいを育てる
☕家族が笑顔でいられる空間を優先する
👓メガネ建築士メモ:
家も人生も「勝たなくてもいい」。ちゃんと居場所があれば、それで十分なんです。
🧘♂️4.「出しゃばらないが、信念はある」──寺井さんの名言から
「派手に打つだけが人生じゃないんだ。バントだって、ちゃんと意味があるんだよ…」
〜寺井洋一巡査〜
このセリフは、まさに家づくりにも通じます。
🚪見せる収納より、“使いやすい収納”を
📐リビングより、“玄関と水まわり”の機能性を重視
🧠インテリアより、家族の“心のゆとり”を優先
👓メガネ建築士メモ:
名言は飾るものではなく、暮らしの中に息づくもの。バントのように地道でも、それが家族を支える設計です。
🤹♂️5. 両さんの“突撃型”と寺井さんの“送り型”のちがい
両さんが家を建てたらどうなるか…想像するだけで目まぐるしい💥
🏗️こだわり強すぎる間取り(回転ベッドつき寝室とか)
🧯気密性ゼロで冬は極寒、夏は灼熱
🔥最終的に何らかのトラブルで爆発(マジで)
一方、寺井さんの家は──
🍵必要な部屋だけ、無駄がない
🧰修理しやすく、手入れが行き届く
📦物を減らし、空気の通る暮らし
👓メガネ建築士メモ
家づくりは、性格がにじむもの。両さん的突撃型ではなく、寺井さん的「段取り型」の暮らしが、じわじわ効いてくるのです。
✅まとめ|“送りバント主義”の住まいとは?
💡価値観 | 🏡家での実践 |
---|---|
派手に攻めない | 必要最小限の間取りと装備 |
家族を支える | 無理のない動線とメンテ設計 |
自分より相手を想う | 子ども・パートナーの将来も考えたプラン |
静かな信念を持つ | 変化に対応できる余白ある住まい |
🎬しめのひとこと
バントでも、ちゃんと塁には出る。
家族を送るための「暮らしの設計」は、
誰にも気づかれないところで静かに輝く。
寺井さんのような“送りバントの家づくり”こそ、ローン世代が今、目指すべき住まいかもしれません。
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🔜次回予告|【第6回】アニメの家シリーズ
👬達也と和也──似ているようで、すれ違う双子の兄弟。
彼らが過ごした部屋、廊下越しの会話、南ちゃんとの“ご近所関係”…
音・視線・気配でつながる住まいについて、建築士が考察します。
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