🧢寺井さんの暮らしに学ぶ、“送りバント主義”の家づくりとは?【建築 × アニメで暮らしを考えるシリーズ #5】

建築とアニメ

📺昭和〜平成を代表する国民的ギャグ漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。
両さん(両津勘吉)の暴れっぷりが目立つ中で、地味だけど実直な男がひとり…。

それが今回の主役、🧢寺井洋一巡査です。
彼の口癖はこう。

「オレはな、人生送りバント主義なんだ」
寺井洋一巡査

派手さよりも堅実さ。
自分がヒーローじゃなくても、家族をちゃんと“ホームに返す”──そんな人生観には、
今の家づくりにこそ大切なヒントが詰まっています。

🏠1. 「派手じゃなくていい」からこそ、家は大事

寺井さんのように、見栄を張らない人の家づくりは、意外と堅実でブレません。

💴背伸びしないローン計画
🧱必要十分な広さと素材選び
👨‍👩‍👦家族が安心して暮らせる間取り

👓メガネ建築士メモ:
豪華さより“地に足がついた空間”。それが「送りバント型家族」の理想の住まいです。

📏2. 小さくても“壊れにくい家”がいい

寺井さんの家を想像すると、こんなイメージです。

🛏️6畳の和室とちゃぶ台
📺テレビはブラウン管で十分
🧹掃除道具は見えるところに掛けてある

派手な設備よりも、“日々の使いやすさ”が重視された住まい。

👓メガネ建築士メモ:
自分にとって使いやすいこと、家族が安心して使えること。それが、家の“基礎力”になります。

🃏3. “大富豪になれなくてもいい”という暮らし方

こち亀の名エピソード「トランプの大富豪」では、
両さんが必死に勝ちにこだわる中、寺井さんは負けても場を楽しむ余裕がありました。
家づくりも同じ。

💰最新設備や注文住宅で無理をしない
📦中古+リノベで暮らしに合った住まいを育てる
☕家族が笑顔でいられる空間を優先する

👓メガネ建築士メモ:
家も人生も「勝たなくてもいい」。ちゃんと居場所があれば、それで十分なんです。

🧘‍♂️4.「出しゃばらないが、信念はある」──寺井さんの名言から

「派手に打つだけが人生じゃないんだ。バントだって、ちゃんと意味があるんだよ…」
寺井洋一巡査

このセリフは、まさに家づくりにも通じます。

🚪見せる収納より、“使いやすい収納”を
📐リビングより、“玄関と水まわり”の機能性を重視
🧠インテリアより、家族の“心のゆとり”を優先

👓メガネ建築士メモ:
名言は飾るものではなく、暮らしの中に息づくもの。バントのように地道でも、それが家族を支える設計です。

🤹‍♂️5. 両さんの“突撃型”と寺井さんの“送り型”のちがい

両さんが家を建てたらどうなるか…想像するだけで目まぐるしい💥

🏗️こだわり強すぎる間取り(回転ベッドつき寝室とか)
🧯気密性ゼロで冬は極寒、夏は灼熱
🔥最終的に何らかのトラブルで爆発(マジで)

一方、寺井さんの家は──

🍵必要な部屋だけ、無駄がない
🧰修理しやすく、手入れが行き届く
📦物を減らし、空気の通る暮らし

👓メガネ建築士メモ
家づくりは、性格がにじむもの。両さん的突撃型ではなく、寺井さん的「段取り型」の暮らしが、じわじわ効いてくるのです。

✅まとめ|“送りバント主義”の住まいとは?

💡価値観🏡家での実践
派手に攻めない必要最小限の間取りと装備
家族を支える無理のない動線とメンテ設計
自分より相手を想う子ども・パートナーの将来も考えたプラン
静かな信念を持つ変化に対応できる余白ある住まい

🎬しめのひとこと

バントでも、ちゃんと塁には出る。
家族を送るための「暮らしの設計」は、
誰にも気づかれないところで静かに輝く。
寺井さんのような“送りバントの家づくり”こそ、ローン世代が今、目指すべき住まいかもしれません。

▶️漫画で振り返りたい人はこちらからどうぞ!

🔜次回予告|【第6回】アニメの家シリーズ

👬達也と和也──似ているようで、すれ違う双子の兄弟。
彼らが過ごした部屋、廊下越しの会話、南ちゃんとの“ご近所関係”…
音・視線・気配でつながる住まいについて、建築士が考察します。

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